Pistachio Garden Live Report 2014.8

ピスタチオ農園, イラン産ピスタチオ

4th Avenueのパートナーであるモスタファファミリーの農園と親戚のハージュホセインさんの農園を訪れました。広大な土地、シルジャンエリアにあります。

 

ハージュホセインさんは大家族で、3人の娘と4人の息子がいて、皆で農園を切り盛りしているそうです。

 

このピスタチオ農園だけで生計を立てているので、収穫時期が1年分の収入になります。

 

 

農園一家のホセインさんは、10歳の頃から農園でピスタチオを手伝い始め、

 

 

「ピスタチオの育て方以外は何も知らないよ」と笑っていました。

 

 

 

シルジャンのピスタチオは土壌も良く、高品質のピスタチオを栽培するのに適しているそうです。

 

 

「すごくいいものを作っているんだ」と誇らしげに語っていました

 

 

 

でも深刻な問題があります。それは...

 

 

「マーケティング」

 

 

 

モスタファもよく言っているのですが、ナッツ・ドライフルーツに関して、イランが原産のものが多く、世界的にもイラン産はブランドとして名が知られているのです。

 

 

しかしイランのトレーダーは、お金を少しでも上積みする為に、良いピスタチオと悪いピスタチオを混ぜて売るそうです。

 

故に、イラン産としての国際的なブランド力が落ち、こだわりを持って、良いものを作っているホセインさんなんかの農家からすれば、

イラン産自体の価値が下がりつつある中で、残念な気持ちと憤りも感じられました。

 

さらに過去には、トレーダーに騙された経験もあるそうなので、1年分の生活がかかっているホセインさんは、かなり慎重になっている様子も感じられました。

 

イラン産ピスタチオ, ピスタチオ農園

 

ピスタチオに関しては、収穫時期が9月半ば〜終わりにかけてで、収穫するタイミングというのも、良い品質を保つ上ではキーとなります。

 

例えば、収穫が遅くなると、黒くなった部分が出たりして、それが直接的にではないにせよ、ナッツ特有のカビ毒であるアフラトキシンの発生にも繋がるということです。

 

逆に収穫を早めると、サイズは小さくなるけれど、アフラトキシンのリスクは減り、よりクリーンだということです。

 

 

なので、ちゃんとしたタイミングで収穫をし、一定の温度を保って保管さえすれば、アフラトキシンの心配は無いのだとおっしゃってました。

 

 

農家価格、市場価格は、今の主流であるアメリカのピスタチオの相場が大きく影響してくるようです。

 

収穫はバスケットを持って手で一つ一つ収穫していきます。

 

農場のすぐ近くに、写真の加工工場があり、収穫したらすぐに加工工場に持っていきます。

 

@加工工場

 

流れとしては、機械で

 

1、一番上の殻を取る

2、木屑などを取る

3、洗浄

4、サイズでの選別

5、熱風で25%の水分を取る。

6、磨きをかける

7、クローズマウスとオープンマウスに選別

8、さらに25%ドライ

 

 

ここまでの行程を、20分位で終わらせ、

 

最後に36時間〜48時間天日干しすると、水分量はほぼ0になります。

 

ちなみにここの加工工場は一時間で2500kg、一日に20トン位のキャパシティがあるそうです。

 

イラン産ピスタチオ, ピスタチオ農園
4th Avenueのパートナー モスタファ

 

 

とにかく4th Avenueとしては、出来る限り商社などの上澄みをなくして、直接農家の人たちに還元できる仕組みを作っていきたいと思っているので,まずは小さくてもフェアな貿易をスタートし、徐々に現地の農家の方々にも影響力を広げていければと、改めて思いました。